金山の森キャンプ場にひとこと。

金山の森キャンプ場にひとこと。

太田市の金山の森キャンプ場は、使い方によっては安・近・短の時流に充分に乗れる施設だと思いますが、その可能性を充分に発揮しているとは言い難い。

 

まず、金山の森キャンプ場を知っている人が圧倒的に少ない。
近隣の市町村の住民にさえあまり知られていない。
東京方面の人が知っているとは思えない。

 

また、キャンプ場そのものの周りの自然環境が荒れている
誰も、周りの自然環境に気をつけている人間がいないようだ。
自然体験施設なのだから、自然のままで放っておけば良い、と言うのは間違いである。
里山という言葉があるが、太田市金山キャンプ場は自然を感じさせつつ、自然の面倒を見てやらなければならないと思う。

 

管理棟の近くにある池(?)は、よごれた水溜りのよう。
キャンプ場の近くの家の周りの自然環境のほうが、キャンプ場よりずっときれいで心がひきつけられる。

 

庭いじりの好きな人を職員にはいないのだろうか。
ここには、この木があるとおかしいよ、といったところに木犀などが植えてある。

 

また、要らぬ心配ではあるが、この施設は黒字なのだろうか?
黒字を出さなければ、維持は難しいだろう。
良い目的をもった公共施設であっても、その公共施設の魅力を発揮させてやらなければお荷物になるだけである。

 

まず、資金を使わなくても良い改善点として、とにかくキャンプ場の周りの自然環境の面倒を見てやることである。たいしたことをしなくても面倒を見ているという雰囲気は魅力を持つ。ただ、土木工事風になることを一番避けなければならない。

 

みな、美人とイケメンが好きである。自然もまたしかり。
整形美人とあからさまに解っては魅力は減じてしまう。

 

金山城址、呑龍様、キャンプ場、群馬子供の国、これらを一体として集客能力を持たせようとするならば、センスのある人間を誰か責任者にしないと単なる土木工事で、自然整備・歴史整備と言う名を借りた無駄なお金を使うことになってしまいかねない。

 

足利フラワーパークを目標にするべきである。
非常にセンスのある人物を、責任者に据えて大成功をおさめている。

 

現在の位置に移転する以前に、足利フラワーパークに行ったことがあるが、たいして人に知られてもいなかったし、人出も現在と比べるべくも無かった。

 

園内にある藤などの植物は今とあまり変わっていないのにである。

 

いかに、センスのある人間を配置するか否かが太田市の観光にとって最大の課題であると思われる。

 

なぜ、ファッションデザイナーと呼ばれる人が高給を取っているかを考えるべきである。

 

金沢を考えてもよい。金沢には太田と同じくらい観光資源としては何も無い。
江戸時代の前田家の歴史遺産以外は。兼六園も金沢城址も、伝統工芸もみな江戸時代のセンスのいい前田さんのお蔭でできたもの。

 

太田市も、数百年経っても、子々孫々の生活の役に立つといった高い目標をもって観光開発をしてほしい。